【今日から実行!】 “おこづかい”でお金の勉強ができる一石二鳥の方法

子どもの頃、親からお小遣いをもらった経験はありませんか?

お小遣いは、使い方のルールや金額など家庭によって異なります。実際のところ、どのように渡せば良いのか、金額はどれくらいが適正なのか、どのようなルールが望ましいのか。このような悩みを抱いている親は多いでしょう。せっかくお小遣いを渡すのであれば上手に使ってもらいたいですよね。

今回は、子どもにお小遣いを渡しながらお金の勉強もできる方法についてご説明します。

金銭感覚は低学年から養える

子どもにお小遣いを渡すことで「お金の使い方」を学べます。自分で物を買うことによって「これを買うには貯金をしなければいけない」「AよりBの方が安い」など、工夫をし始めます。さらに、購入したものは「本当に必要だったのか」「衝動的に買ってしまったのか」などを意識することで、お金の使い方を改めるでしょう。

このように、決められた中で“やりくり”することは大人になっても重要です。しかし、低学年のうちは、お小遣いだけでうまくお金が回らないこともあります。理由は、お金を貰うとすぐに使ってしまうからです。それでも、このような失敗を繰り返すことで「今はこのくらい使おう」という金銭感覚が身についていきます。欲しいものを我慢することも経験として大切です。

お小遣いは項目分した方が良い

袋分け家計簿をご存知でしょうか。「食費」「日用品」「光熱費」など、それぞれに使うお金を予算として分けておくことです。そうすることで、予算内でお金を使うという意識が持てますよね。お小遣いもこのように、それぞれの項目で分けることをオススメします。将来必ず必要になってくるスキルですので、子どもの頃からトレーニングしておきましょう。

どのような項目に分けると効率的に金銭感覚を養えるのか気になりますよね。それは、「欲しい物」「必要な物」「とっておく」の3項目です。この3項目で十分なトレーニングになります。まず、自分の予算の中から「どれにいくら使う」という組み立てをしなければいけません。低学年では組み立てが難しいため、あまり細かく分類しなくて大丈夫です。高学年になると、その家庭それぞれで、どのように項目が必要かを話し合って決めると良いでしょう。

「みんなの為のお金」という価値観

お小遣いを項目分けする際に正解は存在しませんが、「プレゼント」「寄付」という項目はは付け加えましょう。どちらも他の人に使うお金という意味で、欲しいものや必要なもの以外の項目であるという意識づけができます。

プレゼントは、家族や友人に贈るというイメージを持ちやすいですよね。一方、小学生で寄付というと、学校からの依頼や町中での募金活動など、言われたことを行うイメージが強いのではないでしょうか。寄付を行うときに重要なのは、自分で決めるということです。「寄付をすると、お金はどのように使われるのか」「どのような人を助けるのか」などの仕組みを理解したうえで、子ども自身に選択させます。

やはり、子どもだけでは理解が難しいため親御さんの協力も必要です。「寄付にはいろいろな種類があるんだよ」「こんなこともできるんだよ」と、教えてあげてください。さらに、税金や公共のお金にもなると伝えることで、自分やみんなの生活に繋がっていることが、1つの記憶として残ります。他の人のお金というより、みんなの為のお金といった感覚を子どもの頃から養っておくと将来必ず役に立ちます。

大事なのは振り返り・褒め・怒らない。

子どもだけでお金の管理をすると、つい怠けてしまいがちです。親御さんは一緒に続けるためのサポートをお願いします。そこで大切な3つのコツがあります。

・どの項目にどのくらい使うのかを、子ども自身がイメージを持って分ける
・月末にはお小遣い帳として、最後の出入りを書き留める(途中経過は記載しなくてOK)
・必ず親子で振り返りをする。上手くいったら褒め、失敗しても怒らない

お金の使い方は口出ししないのがポイントです。振り返るときに、当初の計画と終わってどうだったのかや、失敗していても次どうするべきか前向きに考えてください。子ども自身で試行錯誤するということも一つの教え方でもあり、トレーニングです。

さらに、お小遣いの管理は見える形で行うのが有効です。子どもは袋に入れると見えなくなってしまうため、ガラス瓶を3つ並べたり、透明BOXにそれぞれ項目分けした金額を分けて入れたりと工夫することで上手くいきます。

親子で学ぶなら、haco life!

お小遣いをうまく活用し、お金の使い方を学ぶためには、親御さんの協力が必要不可欠です。日本の金融教育が遅れていることもあり、大人でもお金の正しい知識を得ていない場合があります。ぜひ、正しい知識を得て子どもにも伝えてあげてください。

学校行事やPTAなどの親御さん向けの勉強会も、子ども向けの勉強会もご依頼があれば講演に行きますので、興味がある方はhaco life!

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